施術についてtreatment
奇経八脈2024.09.12
【名称】
奇経八脈とは、十二経脈を正経と呼ぶが、「奇」には「単独」という意味があり、奇経八脈相互の間には一定の陰陽表裏の関係がないので「奇経」と呼ばれる。
奇経八脈には督脈、任脈、衝脈、帯脈、陰蹻脈、陽蹻脈、陰維脈、陽維脈の八脈がある。
【特徴】
八脈は十二経脈の間を縦横に走り、交差して経絡の間の連携を更に密接にするとともに、十二経脈を流れる気血を調整し、経脈中の気血が旺盛になれば、奇経に注がれて蓄えられ、不足すれば奇経から補充される。
そのため十二経脈は大河に、奇経は湖に例えられる。
また奇経は肝腎及びいくつかの奇恒の腑との関係も密接で「八脈は肝腎に属す」と言われ、さらに子宮や脳髄などの内臓は奇経によって直接連携している。
【奇経八脈の治療例】
〇40代婦人がカラオケ教室の講師をしていて声帯に炎症を起こし耳鼻咽喉科に行き治療(声帯のポリープ切除術)、帰宅後2日過ぎても声が出なくて治してほしいと来院された。(列缺←照海に灸5壮)。翌日に再診し、のどの腫れが減少していた。3日目に声が出た。
〇30代女性、選挙の応援でウグイス嬢をしていたが声が出なくなったと駆け込んできた。(列缺←照海に灸5壮)。著効あり翌日にマイクを握っていた。
埼玉県越谷市袋山1320-3
東武スカイツリーライン大袋駅 徒歩 3分