施術についてtreatment
私が修得した整骨術(骨折・脱臼)2024.09.15
1)大東医学技術専門学校
当時スポーツ界はもちろんのこと、整形外科で名声が高かった金井良太郎医学博士が、昭和37年3月20日に発行[骨折・脱臼の無観血治療-整復法-]医学博士 金井良太郎著、を大東柔専にて教科書に金井先生ご息子の金井弘医師と同病院の高弟柔道整復師、根本先生に接骨実技をご指導頂きました。
2)大宮蓮見接骨の研修
竹岡宇三郎先生は大正2年7月日本接骨術期成会の設立運動を立ち上げられ会長となり、国に働きかけて、大正9年4月に内務省医局から公認されました。
お陰様で今日接骨師が営業できるようになりました。
竹岡接骨院は当時、日本橋にあった。蓮見先生は竹岡道場に入門され、免許を得て、大宮に開院された。
私は蓮見先生に学びました。
3)北千住名倉堂接骨院で修業された山﨑先生にもご指導いただきました。
【私が技術習得したものを一部紹介します】
ー肘が外れたと言ってあわててお母さんと来られますー
①子供の肘内障の治療
◎第1法:回内法 (一番痛くない方法です。)
第2法:回外法
第3法:屈曲法
第4法:整復出来なかった時の治療法
第4法の当院の治療、顧問医にX線検査で骨の異常を診断してもらい、安心な細心の治療をしています。
接骨60年の経験から言えること
①肘がはずれたらすぐ治すこと、時間がたつほど腫れる、痛みがひどくなる。
②腫れが強いと、習慣性になりやすい、治療は傷ついた靭帯が治るまで固定包帯で治せば習慣性にはならないです。
〇下顎関節脱臼
整復法
①ヒポクラテス法
②コルクを咬ませる法
(奥歯にコルクを咬ませて下顎を上方に上げて、後方に圧する法)
後療法 整復のあと、1週間より10日間、患部に湿布をして下顎関節の固定を行い、大きく口を開けることを禁じて流動食を取らせる。
→習慣性脱臼を防ぐため。
※歯医者さんグループから整復法の実技講習の依頼があり、ヒポクラテス法を実習させて頂きました。柔整師でもコツが分からず患者さんを困らせている人もいます。上図の通りで正しいのですが支点が小指(下顎骨を上方に引き上げる、てこの原理)に気づかないようです。
〇肩甲関節脱臼
整復法
・踵骨法 患者仰臥位、術者患肢の腋窩に踵骨を当て
牽引、内旋、内転する法
・コッヘル法 ①肘関節を直角に曲げ体幹に接着
②上腕外旋しつつ牽引 ③上腕挙上 ④内旋を行う
◎無痛牽引整復法
助手は患者イス(背もたれのない)に座らせたら
患肢を外旋45°位上方に(水平より上位)にゆるく
牽引(呼吸は腹式呼吸でゆっくり吐く、患者は力を
抜く。5~6回繰り返して肩甲部の筋肉のゆるんだのをみて
術者が側方に立患者の背中に軽く触れる。術者の
両手で骨頭を包み込むようにして後方へ軽く引き下げます。
骨頭を押し下げると整復される。術者は女性が
患者をリラックスさせられるので向いていると思います。
埼玉県越谷市袋山1320-3
東武スカイツリーライン大袋駅 徒歩 3分